僕とシッポと神楽坂

  • 2018.12.02 Sunday
  • 12:19

【出演】 相葉雅紀、広末涼子、趣里 他

【放送】 2018年(テレ朝)

 

神楽坂で小さな動物病院を営む獣医と動物たちの癒し系ヒューマンドラマ。原作はたらさわみちのコミック『僕とシッポと神楽坂』。

 

生まれも育ちの神楽坂の高円寺達也は動物病院で獣医として働いていたが、母親を心配して実家に戻り神楽坂の徳丸善次郎が営む動物病院で働く事にする。出勤初日、何故か病院は鍵がかかっていて表に『仮動物診療所』という紙が貼られていた。不審に思いつつ中へ入ると、いるのは地域猫のオギと、預けられたまま飼い主が引き取りに来ないもふもふの白い犬・大吉だけ。人の気配は無かった。驚いて徳丸に電話をすると、何と徳丸は引退して、病院は達也に任せると言い出す。一人では無理と肩を落とす達也だったが、そんな事を言ってはいられない。次々具合の悪いペットを連れて飼い主が押しかけ、しかも徳丸が診察料のツケまで許していたと知って達也は頭を抱える。そんな中、避妊手術の痕を噛み切って大量に出血した猫が運び込まれる。達也はすぐに縫合手術を行い事無きを得る。猫がそんな行動に走った原因は着せられた服にあった。達也がその話を飼い主にすると、この服は避妊手術を行ったナルタウン動物病院で着せられたものだが、その際に達也のような説明は何も無かったと飼い主は訴える。

 

動物に癒されるドラマかと思いきや、動物で繋がる人々の日常系ヒューマンドラマで、高円寺達也を中心とする人々の優しさが溢れてくる。確かに見ているだけで心が温まるし癒される。それでいてそれぞれの設定がやや複雑で回を追う毎に少しずつ紐解かれていく。最終的には平和的な結末が用意されていて心地良いドラマである。但し最終回に関して言えば何であんなに悲しい内容を詰め込んでしまったのかが解せない。本当にいきなりの急展開で、それまでの心地良さが一瞬で吹き飛んでしまうような切なく悲しい方向へと進んでいく。まるで急に終わらせなければならない大人の事情があったような終わらせ方で、達也とトキワの穏やかで静かな関係を楽しみにしていたのに、あのラストは残酷過ぎる。もっとほのぼのとした余韻を楽しめるような内容であったならと惜しまれる。

 

ところでこのドラマの中で強烈な印象を残したのが達也に片想いをする芸者・すず芽を演じる趣里である。何かと達也に付き纏い、まるでストーカーのような猪突猛進気味の役柄で、こうした日常系のドラマには割とあるある系の悪目立ちする迷惑キャラなのだが、趣里がそのままズバリを演じてドラマ内での存在感は抜群だった。果たしてこれを好演と呼んで良い物か、あくまで悪目立ちと吐き捨てるべきかギリギリのラインである。何しろドラマ内で一人だけ温度感が違うのだ。存在感があるのはドラマの世界観から外れたブレのせいでもある。

 

満足度は★★★★

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