下町ロケット

  • 2018.12.28 Friday
  • 15:52

【出演】 阿部寛、神田正輝、尾上菊之助 他

【放送】 2018年(TBS)

 

下町の小さな製作所が優れた技術力を駆使して、今度はロケットから農耕機器に挑んでいく。大企業、中小企業がそれぞれの誇りをかけて未知なる技術に切磋琢磨するヒューマンドラマ。『下町ロケット』シリーズ第二段!原作は池井戸潤著の『下町ロケット ゴースト』、『下町ロケット ヤタガラス』。

 

帝国重工の純国産ロケット開発計画『スターダスト計画』では現在までに十基のロケットの打ち上げに成功している。空を飛ぶロケットを見ながら佃製作所の立花洋介は次は自分がバルブシステムを設計すると期待に胸を膨らませていた。帝国重工の社長・藤間秀樹は責任者である宇宙航空部部長の財前の手を握り、『残る一基』と口にする。実は帝国重工は次の打ち上げでロケット開発事業から撤退する可能性が濃厚なのだ。現在、帝国重工では的場俊一を始めとする反藤間派が相次ぐ赤字の経営責任を藤間に問い、藤間を退任へ追い込もうとしていた。財前から話を聞かされた佃製作所の社長・佃航平は愕然となる。またヤマタニ製作所から発注を受けていた農作機のエンジンも、技術は二流だが安さに定評のある『ダイダロス』に奪われてしまう。佃製作所は事業計画の見直しをしなければならなくなる。しかしロケットのバルブシステムの開発を夢見ている社員の気持ちを考えると、どうしても本当の事を言えなかった。ところが社員の軽部が煽るように社員の前で帝国重工がロケット開発事業から撤退すると話してしまう。

 

世界最高峰の技術力が証明された佃製作所の新たなる挑戦を描いたストーリーで、今度の課題は無人の農耕トラクター。帝国重工がロケット計画打ち切りを考えているという話から、帝国重工内の社内抗争や帝国重工に恨みを持つ中小企業の連合体の躍進等々、刻一刻と敵対する相手が変わる状況の中で、佃製作所がどう道を切り開いていくかが見どころとなっている。今回の佃製作所はどちらかと言うと自らが躍進するよりはむしろ飛んで来た火の粉を払うための戦いを強いられる方が中心となる。どこがどういう思惑で動くからそれに合わせてどうこうするのではなく、自らの立場を見極めて自社の技術力を高め、そして良い製品を作る事に徹した佃製作所の変わりない姿勢に好感が持てる。

 

今回のドラマの中で最も良い役どころを務めているのが天才技術者の島津。彼女はかつて帝国重工から天才であるが故に疎まれ、そして同じ境遇の伊丹と立ち上げた会社からも方向性の違いから追い出されてしまう。本来ならそこで心がぽっきり折れてしまう所なのだが、実は彼女が今回のドラマではキーパーソンとなっている。この役をイモトアヤコが好演している。役が役だけに素朴で美人過ぎない所がイメージに合っていた。

 

ストーリーは悪くない。佃製作所の躍進する姿はわくわくするし、様々なジャンルからキャスティングをしていて誰がどの役を務めるのかを見るのも面白かった。難を言えば、今回は佃製作所云々よりも各陣営の争いが中心となってしまっているため何か異質な感じを受けた。またラストは中途半端。勿論、これは年明けに特別編でこの続きを描いていくのを見越した上での締め括りのため仕方が無いのかも知れないが、どうにも煮え切らないままのラストが少々残念だった。

 

満足度は★★★★★

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