記憶

  • 2018.11.29 Thursday
  • 16:20

【出演】 中井貴一、優香、松下由樹 他

【放送】 2018年(J:COM)

 

若年性アルツハイマーを患った敏腕弁護士が息子の命を奪ったひき逃げ事件とその背後にある冤罪事件の真実を追求する。病と闘いながら最後まで自分の尊厳を守った彼と彼の家族の感動作。韓国ドラマ『記憶〜愛する人へ〜』の日本リメイク版。ドラマ内では原作となった韓国ドラマに出演した俳優イ・ソンミンとジュノがゲスト出演している。

 

敏腕弁護士・本庄英久は桜庭記念病院の医療ミスの案件の担当を任される。桜庭記念病院の外科医・桜庭智弘が医療ミスをしたと同じ病院の真山医師から訴えがあったのだ。桜庭智弘はこれまでにも同じような問題を起こしているが、父親が病院長、兄が副院長という立場のため全てもみ消されてきた。アソシエイトの二宮正樹は正義感に燃え、桜庭智弘を糾弾するが、本庄は訴えを起こした真山の口を封じようと画策する。親友で脳外科医の沢島から真山がアルツハイマー病である事実を掴んだ本庄はそれをネタに真山を脅迫して、口封じに成功する。翌日、真山は遺体となって病院内で発見された。テレビ収録前に沢島からかかってきた電話を受けた本庄は真山の死亡と、自分が真山と同じ病を患っていると知る。愕然とする本庄の頭にここ最近に起きたちぐはぐな現象が頭に思い浮かぶ。母親から何度も同じ話をすると言われたり、探し物が思わぬ場所から発見されたり、息子の誕生日を忘れてしまったり、改めて考えてみれば何れもアルツハイマー病の兆候だった。

 

ストーリーは若年性アルツハイマーを患った主人公・本庄の苦しみや葛藤、そして彼を支える家族の話を軸に、前妻との間に生まれた息子の事件の真相を暴いていくサスペンス的な要素を伴った内容になっている。勿論、日本向けにリメイクするに当たって韓国ドラマのような本編と無関係なエピソードは全て省かれている。そのためすっきりした展開ではあるものの、その反面クライマックスとなる裁判や悪人を追い詰める場面が最終話だけに凝縮されてしまってあっさりと解決され過ぎる印象がある。

 

このドラマのテーマは家族愛。しかしそれは本庄の家族だけでなく、ドラマに登場する様々な家族の形にも目を向けている。とはいうものの子供の悪事に対する親の反応は偏っていて、どうしてこういう親ばかりが登場するのだろうと不思議でもある。まあ、ドラマにしやすいタイプの親の特徴ではあるのだが、家族に目を向けるなら他の反応があっても良さそうだと思うのも正直な所である。

 

アルツハイマーは記憶を徐々に失っていく病ではあるが、本庄はそれ以上に大切な物を得ている。自分が自分である内に録音しておいた家族への言葉は初回と最終回に登場する。しかし最終回で聴くと同じ内容なのに、その中に様々な感情が溢れてきて胸がいっぱいになる。最後に心に温かい物を残してくれる感動的なドラマである。

 

満足度は★★★★★

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