大誘拐2018

  • 2018.12.22 Saturday
  • 17:03

【出演】 岡田将生、富司純子、中尾明慶 他

【放送】 2018年(フジ)

 

富豪の女性を誘拐した三人組だったが、何故か主導権を彼女に握られてしまうコミカルな誘拐劇。原作は天藤真著の『大誘拐』。この作品は1981年にドラマ化、1991年に映画化と実写化されている。

 

三河のマザーテレサとも呼ばれる大富豪・柳川とし子が同居中の吉村紀美と共に山の散策を楽しんでいると、突然豚と河童と猿の被り物をした男達三人組からナイフを突きつけられる。男達はとし子を誘拐しに来たのだ。紀美は怪我を負いながらも下山し、とし子が誘拐された事を伝える。連絡を受けた愛知県警はベテラン刑事・井狩大五郎をこの件の担当に任命し、早速部下を引き連れて柳川家へと向かった。一方、刑務所を出所したばかりの元ヤクザ・戸並健一は前科があるというだけで蔑む同僚に嫌気がさしていた。昔の仲間へ会いに行くと、工事現場で働く秋葉正義は同僚から賃金を巻き上げられていて、キャバクラで黒服をしている三宅平太は多額の借金を抱えて借金取りにボコられながらも妹のために我慢していた。二人と合流した健一は金で苦労する二人に誘拐を持ちかける。それが柳川とし子の誘拐だったのだ。ところがいざ誘拐したまでは良かったが、三人組がたてた計画をとし子は全て言い当ててしまい、困った戸並は計画の変更を余儀なくされる。

 

最初は三人組の身代金目的のちゃちな誘拐事件だったはずが、誘拐された当人・柳川とし子がこの三人組より二枚も三枚も上手だった事から、とし子主導の偽装誘拐事件になってしまうというストーリー。誘拐を目論んだ三人は何れも世間からみれば半端者。それぞれが事情を抱えて生きにくい世の中で苦しみながら生きている。しかし本質は純粋で心の優しい青年たち。とし子はそんな彼らの本質を見抜いて、自らも協力する事に決める。まあ、その一方でとし子自身の事情もあるのだが・・・。

 

警察を相手にどんな手を使うのか。これがまたこのドラマの見所でもあるのだが、とし子の使った手段に思わず唖然とさせられる。たかが年寄りと侮るなかれ。とし子の立てた身代金受け取り計画は大胆でかつ計算高く、実に面白い。こんな手で本当に警察の目を誤魔化せるか否かの検証なんて野暮な事はさておき、誘拐犯と人質が協力して身代金を奪取する事に意味がある。正にタイトル通りの『大誘拐』なのだ。

 

誘拐エンターテイメント。そんな言葉が相応しいドラマだった。

 

満足度は★★★★★

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