下町ロケット 新春ドラマ特別編

  • 2019.01.09 Wednesday
  • 09:44

【出演】 阿部寛、竹内涼真、イモトアヤコ 他

【放送】 2019年(TBS)

 

昨年末放送された『下町ロケット』シリーズの続編。大手企業VS下町工場が無人農業ロボット開発で全面対決。その結末は如何に?原作は池井戸潤著の『下町ロケット ゴースト』、『下町ロケット ヤタガラス』。

 

帝国重工と佃製作所が手を組んで完成させた無人農業トラクター『ランドクロウ』がついに販売された。しかし世間の評価は圧倒的に下町トラクター『ダーウィン』に流れ、売り上げでは大きく水を空けられ『ランドクロウ』の工場は開店休業状態。このままでは佃製作所にも大打撃となる。そんな中、元佃製作所の社員・殿村だけは周囲から冷やかされながらもランドクロウを使い続けていた。由々しき事態に直面した帝国重工では重役会議が開かれ、的場が何とか一矢報いようと大型コンバインの開発を提案するが、藤間社長にあっさり却下される。反藤間派の沖田会長からプレッシャーをかけられた的場はダーウィンプロジェクトと関わった下請け会社に脅しをかける。それにより多くの企業がダーウィンプロジェクトから撤退。とうとうダーウィンの出荷停止のニュースが大々的に報じられる。勿論、ダイダロス社の重田社長は黙っていない。的場への恨みにさらに拍車がかかり、出所したばかりの中川元弁護士を味方につけ、帝国重工に対して公正取引委員会に申し立てを行う。この件は世間から大きく注目される事態に発展する。

 

続編であるため相変わらず的場に恨みを抱いた重田&伊丹が帝国重工に挑んでいく流れで、その争いに帝国重工側についた佃製作所も巻き込まれるというストーリーになっている。表面的にはダーウィンの圧勝に見えるものの、その実、ダーウィンには島津が気付いた致命的な欠陥があり、そのせいでダーウィンの利用者からクレームが続出していた。今回のドラマの焦点はその欠陥をギアゴーストがどう対処していくのかという事になる。

 

佃製作所の姿勢はいつも変わりない。良い物を作るためには手間を惜しまず最高品質の物を作り上げるという姿勢。その崇高さがこのドラマの中心にあるので、前述した的場への恨みだけで結集した面々の言動が酷く陳腐で度量の小さい馬鹿さ加減だけが目立つのだが、実際の所苦境に陥った者にとって恨みは何よりの原動力になるのだからこれも然りなのだろう。しかしこのドラマを見ていて常に感じたのは、一番優先すべき事項は恨みなどの個人的感情ではなく消費者の満足する製品を作り上げる事なのだ。また農業を始めた殿村に対する苛めについても同じような印象を受けた。本当に馬鹿馬鹿しい。

 

最後の最後に佃製作所が美味しい所を全部持っていくというのはいつもの事だが、まあそれはそれとして見せ場であるランドクロウが広大な田圃の稲刈りを行っていく光景は圧巻である。ただその見せ場に至るまでがやや駆け足で、的場が失墜するまでが何とも呆気なかった。

 

満足度は★★★★★

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