天使の傷痕

  • 2019.03.10 Sunday
  • 16:07

【出演】 村上弘明、遠野凪子、佐野史郎 他

【放送】 2001年(BSジャパン)

 

山中でルポライターが刺殺された事件の第一発見者となった新聞記者が自ら事件の謎に迫る。原作は西村京太郎著の『天使の傷痕』。この作品は第11回乱歩賞を受賞している。

 

東邦新聞社の記者・田島伸治は緑川美術館で原稿を社へ送った後疲れてそのまま寝入ってしまった。その時、伸治が風邪を引かないよう膝掛を貸してくれたのが美術館員・山崎昌子だった。それをきっかけに二人は親しくなり、一か月後一緒にハイキングへと出かけた。ところが山の中で道に迷ってしまい、困惑しながら進んでいると突然二人の前にナイフで刺された男が目の前に現れる。男はそのまま斜面を滑り落ち、「てん」と言い残して息を引き取ってしまった。二人は警察で第一発見者として事情を説明する事に。警察の調べで被害者はフリーのルポライター・久松実。不可解なのは山道の枝分かれ付近に立っている道標が違う方向を差していた事だった。伸治達が迷ったのはそのせいだったのだ。事件の事が気になった伸治だが警察はマスコミを懸念して伸治に事件について何も教えようとしない。伸仕方無く自分で事件を調べ始める。

 

ストーリー自体は非常にストレートで判り易く、殺人に使用されたトリックも難解では無く昔ながらの所謂正統派の類に値する。ただ何処かちぐはぐな印象を受けてしまうドラマである。原作が古い時代(1965年)に発表された小説であるためなのか、それともテレビ用に改変された故なのか、おそらくその双方であると思われるが犯行に至った動機やその背景事情が説明されても理解し辛く、何故に関係者がこんなにも過剰な反応を示すのかも疑問である。

 

滑稽なのはBARの場面。BARのママが主人公の田島に恋愛のアドバイスをするのだが、その内容がまるで恋愛経験が殆ど無い少年に言い聞かせているようである。田島の年齢設定は三十九歳。若くは見えるが社会経験を積んだ立派な大人(オッサン)である。それなのにあんな陳腐な恋愛アドバイスは無い。しかもそのアドバイスが微妙に事件解決に絡んでくるから始末に負えない。

 

原作を現代に合わせて制作しようとして失敗した感が否めない。

 

満足度は★★★

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