ミラー・ツインズ Season1

  • 2019.05.26 Sunday
  • 12:37

【出演】 藤ヶ谷太輔、倉科カナ、渡辺大 他

【放送】 2019年(フジ)

 

20年前に生き別れた双子が再会する。弟は刑事として。兄は犯罪者として。『オトナの土ドラ』枠にて放送される東海テレビ×WOWWOW共同制作のドラマは『犯罪症候群 Season1』以来二作目となる。このドラマはオリジナルドラマであるが、先行してコミカライズされている。

 

警視庁捜査一課の刑事・葛城圭吾は複雑な思いでテレビを見つめていた。現在、テレビでは『緊急特番 公開大捜査網シリーズ』という生番組が放送されている。この日、取り上げられたのは二十年前に誘拐された当時十歳の少年・葛城勇吾だった。勇吾は圭吾の双子の兄。二十年前、公園で圭吾と勇吾は一緒に遊んでいたが、圭吾が先に帰った後勇吾は覆面の男達に誘拐されてしまったのだ。犯人は身代金五千万円を要求し、圭吾を運び役に指名。しかし多数の警察官が張り込んでいたにも拘わらず、犯人は身代金の入ったバッグを持ち去りそのまま消息を絶った。勇吾は戻らなかった。既に誘拐事件の時効は成立している今になってテレビで情報提供を呼び掛けた背景には勇吾と圭吾の母親が余命宣告を受けている事情がある。一億円の懸賞金が掛けられたと知った途端、圭吾の同僚・赤城克彦が圭吾に怒りをぶつけた。赤城には圭吾が警察の無能さを訴える反逆者のようにしか思えなかったのだ。その日の帰り、圭吾は勇吾が誘拐された公園で男の悲鳴を聞いて駆け付ける。男は胸を刺されて重傷だったがかろうじて一命をとりとめた。意識の戻った男は事情を聞きにやってきた圭吾を見て驚愕する。男は自分を刺した男が圭吾だと言うのだ。圭吾は犯人の残した手掛かりと自分のDNA鑑定を行い、男を刺した犯人が勇吾である事を確信する。

 

WOWWOW絡みのドラマなので、当然ながら放送されたのはSeason1だけで、後はWOWWOWの有料放送を視聴するしかない。要するにWOWWOW加入へ誘うための宣伝目的で制作されたドラマである。勿論、宣伝とは言え、この宣伝となるドラマが惨憺たる出来であれば誰も金を払ってまで見ようとはしない。そのためキャスティングはこの時間枠としては豪華だし、きちんと作り込んでいてストーリーも面白い。但し良くも悪くもお約束の内容であり、要所要所にベテラン勢を起用しているため仕掛けがもろに見えてしまうのが難点である。オリジナルドラマとは言っても刑事と殺人犯が双子の兄弟という設定以外に真新しい要素はなく、過去の民放局とWOWWOW共同制作のドラマが好きそうなシチュエーションをふんだんに取り込んだドラマと言う印象だった。

 

しかし一卵性の双子が良く似ているのは事実だが、全く同じ顔というのはいつも疑問に思う。確かにミステリーやサスペンス等々ではこの双子の類似性を利用すると都合が良い事が多いが、今回の場合、二人はまるで異なる人生を送っていて、育ってきた環境によって起こる変化は殆ど見られない。髪型と服装で変化をつけても不自然さを感じる。テレビドラマではいつまで双子は同じ顔という非常識を常識と捉える風潮を続けるのだろう。

 

さてそれはともかくとして、ドラマ中目に付いて仕方が無いのがミスリード要員の赤城刑事の思い込みの激しさ。これと決めたら一直線で、何の疑いも無くあらぬ方向へ向かっていく。頭の固いとかいうレベルではない。むしろ見ているだけで笑えるレベルである。またもう一点笑えるのが、主演の藤ヶ谷太輔の七三分けの似合わなさ加減。意外に額が広いので前髪を下ろしていないと女性的でどうにも格好がつかない。

 

満足度は★★★★

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