ストロベリーナイト・サーガ

  • 2019.06.24 Monday
  • 17:47

【出演】 二階堂ふみ、亀梨和也、江口洋介 他

【放送】 2019年(フジ)

 

2010年から2013年に渡って制作されたドラマ『ストロベリーナイト』のリメイク版。現代社会に合わせた内容で装いも新たに展開する刑事ドラマ。原作は誉田哲也著の姫川玲子シリーズ。

 

2018年11月13日付けで菊田和男は警視庁捜査一課第十係への異動が命じられた。ここは姫川玲子という女性が主任を務める部署で通称『姫川犯』と呼ばれている。姫川玲子と言えば難事件を解決した実績があるにもかかわらず、女というだけで軽んじられている。実際、菊田の異動を知った周囲は菊田が出世コースから外れたと冷笑していた。菊田の出勤初日、『水元公園内殺人・死体遺棄事件特別本部』が立てられ、菊田もまたその本部に顔を出す事になる。しかしその場に姫川玲子の姿は無かった。間も無く捜査会議が始まり、事件のあらましが警視庁の今泉警部から説明される。被害者は金原太一、三十四歳。事務機器リース会社勤務の営業マンで死因は失血性ショック死と判明。被害者には全身九十四か所の傷があったがその多くは死因とは無関係で、致命傷となったのは喉元の頸動脈の切断する傷痕だった。第一発見者の主婦の話ではこの遺体はビニールシートに包まれて一晩放置されていたと言う。被害者の画像を見ていた菊田は腹部にある大きな傷に疑問を持つ。この傷は死後につけられたものだった。そこまで会議が進んだ時、颯爽と現れたのが玲子だった。玲子は遺体が一晩放置されていた理由が、この事件には殺害役と遺体を沈める役が存在し、後者が死亡したためそのまま放置されていたと仮説を述べる。

 

かつて竹内結子が姫川玲子を演じて好評を博した作品のリメイク版で、『白い巨塔』のように何度もキャスティングを変更しリメイクされてきたドラマもあるだけに満を持しての制作だったのではないだろうか。しかし若干二十二歳の二階堂ふみが二十七歳の姫川玲子を演じるにはやや若過ぎるといった印象が終始拭えなかった。頑張っているのは判るのだが、今回の姫川玲子は例えればヒヨコ。頼りないというのもあるし、芯が細い印象もある。凄んでみても迫力が足りず、言葉に説得力がない。犯罪被害者であり、かつ犯人を憎む犯罪者としての体質を持つ姫川玲子が勘だけで突き進んでいるように見えて、何となくしっくりこないかった。

 

しっくりこないと言えば、江口洋介の勝俣も亀梨和也の菊田もとにかくインパクトが弱い。このドラマだけを見ていればそうでもないのかも知れないが、リメイク版であるだけにどうしても比較対象ありきなのでメインキャストの弱さが致命的である。ストーリーそのものはさほど変わりないとしてもキャスト陣が以前より劣っていればどうしてもドラマの評価に関わって来る。リメイク版でなければもっと好意的に見れたのかも知れない。

 

さてストーリーは殆ど変わりないと言っても、以前の『ストロベリーナイト』が猟奇的な殺人や犯人の特異的な嗜好を最大限に引き出して興味を惹いたのに対して、今回のドラマではそこまで特別扱いにはせず、むしろ姫川のストーリーを進める方向で展開している。犯罪そのものより姫川のヒューマンドラマがメインとなり、刑事ドラマとして見る場合には興味がやや薄れる。また現代で放送するには重すぎる気がした。

 

満足度は★★★★

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