緊急取調室

  • 2019.07.06 Saturday
  • 17:22

【出演】 天海祐希、田中哲司、小日向文世 他

【放送】 2019年(テレ朝)

 

『緊急取調室』第三シリーズ。取調室内での被疑者と取調官の心理戦による駆け引きを中心に描いた刑事ドラマ。大杉漣の死去により、塚地武雄が新メンバーとして加わった。

 

裁判員制度が実施されて以来、取り調べの様子はビデオ撮影する事が義務付けられている。この事により頭が痛いのが取り調べを行う取調官の面々。警視庁捜査一課緊急事案対応取調班(通称:キントリ)では紅一点である真壁有希子も同僚の菱本進と共に幹部が見学する中、取り調べの見本を見せるべく被疑者である少女の取り調べを行っていた。しかしマニュアル通りの取り調べを逆手に取り被疑者から馬鹿にされ、とうとう真壁は大声で怒鳴りつけてしまう。実は真壁はビデオ撮影で委縮してロクに被疑者から話を聞けない現状を打破するためにわざと問題行動を起こしていた。この一件が問題視された真壁は警視庁初の女性刑事部参事官・菊池玲子から取調官として相応しく無いと吐き捨てられたばかりか「詰めが甘い」と叱責されるのだった。その頃、護送中の受刑者・野本雄太が逃走するという事件が起きていた。その後野本は主婦・藤沢さおりを人質にして立てこもり、交渉役に菊池玲子を指名した。現場ではSITが待機する中、菊池参事官は周囲が止めるのも聞かずに一人で民家へ乗り込んでいく。ところがその直後、銃の発砲音が立て続けに二発響き渡る。慌てて待機していたSITが乗り込んでいくと、菊池参事官が野本を射殺していた。

 

とうとう第三シリーズまで放送された人気作ではあるが、同局のシリーズ物は正直言って本当に人気があるかどうか疑わしいものも多く、取り敢えずテレビを良く見る年代に受けが良いからという理由で続いているドラマシリーズも無きにしも非ずである。そんな中、このドラマシリーズは主演に天海祐希を迎え、犯罪者(あるいは関係者)との心理戦が売りであり、相手の弱点を見つけて如何にして真実を言わせるかが魅力のドラマである。とは言え第三シリーズともなれば主人公の過去話も無くなり、自供を導き出すための策略にもある程度パターン化してきたのも確か。そこで今回はそのスパイスとして、キントリが解散させられるという要素を付け加えている。もしもしくじればその時点で解散。それでも彼等はプライドを賭けて取り調べに臨むというストーリーになっている。

 

それはそれで狙い通りなのであろうが、やはり名優・大杉漣が抜けた穴は大きいというのが正直な印象だった。特別大きな活躍をしなくても存在感だけでドラマを盛り上げる名優の死は寂しいばかり。新しいメンバーを迎えた事で、その設定から新たな方向性が示せたにも拘わらず、やはり寂しさを感じる。

 

満足度は★★★★

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