スパイラル −町工場の奇跡−

  • 2019.06.05 Wednesday
  • 14:31

【出演】 玉木宏、貫地谷しおり、眞島秀和 他

【放送】 2019年(テレ東)

 

元銀行員のノウハウを活かして企業再生に身を注ぐ男が倒産寸前の町工場を建て直すまでの軌跡を描いたヒューマンドラマ。原作は真山仁著の『ハゲタカ4.5/スパイラル』。

 

経営難の大手電機メーカー・曙電機を救った立役者はCROの芝野健夫だった。彼は将来を見据えた人材育成にも成功し、曙電機の社長も芝野の功績を褒め称えていた。その矢先、芝野の元に訃報が届く。下町の小さな会社・マジテック社の社長・藤村登喜男が亡くなったと言うのだ。藤村は『博士』と呼ばれた天才的発明家。藤村を恩人と慕っていた芝野は葬儀に向かう。ところがそこで思いがけない人物と再会する。その人物とはマジテック社のメインバンクである下町信用金庫で支店長代理を務める村尾浩一。実は村尾は芝野の銀行員時代の同僚であるが、芝野から不正を告発され銀行を追い出された過去があり、そのせいで家庭崩壊したのも全て芝野のせいだと恨みを抱いていた。芝野は藤村の長女・藤村浅子からマジテック社を手放すつもりである事を打ち明ける。人件費の安い海外に仕事を取られ、細々と経営しているものの、借金がかさんでいると言うのだ。藤村がこれまでとった特許まで売却すると聞かされて芝野はマジテック社の再建を決意する。そんな中、外資系企業ホライズンキャピタルジャパンのナオミ・トミナガが日本の小さな会社をまとめて買収する考えを明らかにする。村尾は芝野に復讐するため、マジテック社の買収話をナオミ・トミナガに持ち掛ける。

 

原作が『ハゲタカ』シリーズと言えば、昨年他局でドラマ化された綾野剛主演の『ハゲタカ』が記憶に新しいが、そちらでは企業買収を仕掛けるホライズン・キャピタルと日本企業の攻防戦がメインとして描かれ、両陣営の繰り出す次の一手をわくわく胸を躍らせて見ていたが、今回は主に日本の町工場側の防衛戦が描かれた内容となっている。主演もハゲタカ側で無く、芝野となり、芝野に個人的な恨みを抱く村尾が復讐の手立てとして考えた作戦としてホライズン・キャピタルを利用しようとするという立ち位置でストーリーは進んでいく。そのためどちらかと言えば、日本の町工場頑張れ!という観点から制作されたドラマである。

 

それにしても玉木宏演じる芝野の若々しくパワフルなこと。経歴からすれば結構な年齢のはずだが、まさに働き盛りといった雰囲気の芝野が印象的だった。一方敵対する村尾の卑劣な小物っぷりも見事。面白いキャスティングだった。

 

日本の町工場の技術が見直される一方で、廃れていく町工場も多い。どんな風に危機が押し寄せるのか、そして残された特許の行方は?そんな側面が学べるドラマだった。

 

満足度は★★★★★

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