腐女子、うっかりゲイに告る。

  • 2019.06.11 Tuesday
  • 10:31

【出演】 金子大地、藤野涼子、谷原章介 他

【放送】 2019年(NHK)

 

ゲイの高校生が同級生の女の子の秘密(腐女子)を知ってしまった。互いに秘密を持ちながらそれを周囲にカミングアウト出来ない二人の青春ストーリー。

 

高校三年生の安藤純はゲイで、マコトさんこと佐々木誠という恋人もいる。ある日、本屋に立ち寄ると同じクラスの三浦紗枝とレジで鉢合わせする。その時、紗枝が買おうとしていた本はBL本。純はさほど気にせずそのまま立ち去ったのだが、追いかけて来た紗枝から呼び止められる。実は紗枝は中学の頃、腐女子だとバレて友達を全員失った過去があるのだ。そのせいで腐女子である事を周囲に知られる事を極度に恐れ、純に内緒にして欲しいと頼みに来たのだ。純もまたゲイである事を周囲に内緒にしているので、紗枝の申し出をOKする。純にとって紗枝は学園祭の看板を頼まれる程に絵の上手い女の子というイメージしか無かったのだが、腐女子だと知って何となく興味が湧く。翌日、紗枝が一人一個限定アイテム欲しさに自分の秘密を知っている純をBLイベントに誘う。会場では紗枝のBL仲間・姉さんとWデートする流れに。ようやく解放されて二人きりになった時、純の幼馴染みで同級生の高岡亮平に見つかってしまう。その場は何とか誤魔化し、紗枝が腐女子でない事もバレずに済んだのだが、亮平は二人がデートしていたと勘違いしてしまう。

 

タイトルだけを見るとラノベ的でラブコメなのかと思いきや、ゲイ、腐女子と簡単にはカミングアウト出来ない悩みを抱えた高校生のシリアスなヒューマンドラマ。ありのままの自分を受け入れて欲しい。だけど傷付くのを恐れて本当の自分を出せない。だから普通を装って生きるゲイの主人公の切なく傷つきやすい心情を中心に描いていく。

 

昨今、LGBTの問題が何かとクローズアップされるようになってきた。今更という気がしないでも無いが、これはこれまで男は男、女は女、恋愛は男女間が常識だと決め付けてきた背景があっての事であり、確かにそれが大多数ではあるのだが、LGBTの人達の存在が稀少価値と呼ばれる程少数でも無いのも事実である。ただそうした背景があるからこそ異端であるとみられ、オープンに出来なかった。それ故、未だにオープンにする事は躊躇われてしまう。人間、特に学校のような集団生活を送る場では自分と違う存在を受け入れるより前に拒絶する傾向がある。そんな時、どんな感情を抱いているのかをこのドラマでは主人公を通して繊細に描いていた。またドラマ内ではこうした社会を、”人間は簡単にしたがる”と形容している。ああ、なるほどと納得する表現である。

 

満足度は★★★★

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