探偵物語

  • 2010.10.20 Wednesday
  • 00:00
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ
 
【出演】 渡辺典子、柄本明、馬渕晴子 他
【放送】 1984年(TBS)

お嬢様女子大生と彼女のボディーガードを務めた探偵のラブミステリー。原作は赤川次郎著の『探偵物語』。この作品はドラマ以前に映画化されており、薬師丸ひろ子と松田優作の身長差30センチの凸凹コンビが話題となった。ドラマ版は薬師丸ひろ子と共に『角川三人娘』の一人である渡辺典子が主演を務めている。因みに原作の『探偵物語』は二種類のバージョンがあり、元々は探偵が主役の短編小説だったが、映画化するにあたってお嬢様女子大生が登場する内容に書き下ろされている。一般に知られているのは後から書き下ろされた『探偵物語』の方である。

直美は両親と離れて日本の大邸宅で暮らすお嬢様。退屈な日々に飽き飽きして、常に刺激を求めていた。満たされない思いは結果としてお手伝いの君江に向けられ、毎朝困らせてやろうと反抗する始末。中年探偵の辻山が受けた依頼は直美のボディガード。渡米するまでの間、直美の身に危険が及ばないように監視する役目だが、このお嬢様は一筋縄でいくようなタイプでは無かった。

賛否両論はあるもののドラマ版の辻山は柄本明が原作のイメージ通りの探偵役を好演している。そもそも柄本明自身が原作のイメージに近い俳優であるので違和感が殆ど無い。個人的には映画版よりも親近感のあるこちらの辻山の方に好感が持てた。またまだ新人だった渡辺典子も生意気でやんちゃなお嬢様を好演している。二人のやり取りがコミカルで、もさっとした外見の柄本明はその存在自体に笑いをそそられる。こんな不釣り合いな二人が巻き込まれる事件のドタバタの中で恋に落ちていくというストーリーは如何にも赤川次郎作品らしい展開である。

このドラマの主題歌となったのは主演のお嬢様を演じた渡辺典子のデビュー曲『花の色』。歌詞の冒頭に百人一首の小野小町の歌の一部を引用しているのが印象的である。物悲しい恋の歌は何故か耳に残ってしまう。まるで主役の二人の切ない恋を象徴しているかのようだった。

満足度は★★★★
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