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浅見光彦シリーズ第24弾 鯨の哭く海

JUGEMテーマ:日本のTVドラマ
 
【出演】 中村俊介、小沢真珠、渋谷哲平 他
【放送】 2006年(フジ)

内田康夫原作のフリールポライター浅見光彦が活躍するシリーズ第二十四弾。ふらふらと根なし草のような生活を送る浅見光彦が事件を解決するスタイルが好評で、これまでにも度々各局でシリーズ化がなされているトラベルミステリー。フジ系列のシリーズでは中村俊介は二代目の浅見光彦となる。尚、中村俊介主演による浅見光彦シリーズとしては第十作目となる。原作は内田康夫著の『鯨の哭く海』。

『旅と歴史』の編集長と鯨料理を食べに行った浅見光彦は捕鯨の取材を依頼される。早速和歌山県の太地へ飛んだ光彦はくじら博物館で青い帽子に青いコートを来た女を見かける。気になった光彦が女の後を追うと、そこにはもう女の姿はなく、勢子人形の背中に銛が突き刺さっていた。国民宿舎でその話をすると6年前に新聞記者・浅見(あざみ)と心中した旅館のお嬢様ではないかと教えてくれる。

今回は6年前に死んだ男の妹・順子を伴っての捜査となる。捕鯨運動に関連する、二人の男が死亡し一人の女が行方不明。二つの事件の謎を光彦と順子が迫っていくことになるのだが、今回関わっていく事件は既に解決された過去の事件。当時の関係者のそれぞれの事情を探りながら事件の謎を模索していくストーリーになっている。

終戦後の食糧事情を回復させるために日本では鯨を食用にしてきたが、鯨を食べる習慣のない国で始まった捕鯨禁止運動の影響で現在では鯨肉を食したことがない人々が増えている。そのためドラマの中でも浅見家の若いお手伝いの女性だけは鯨肉を見て気持ち悪いと言って食べる発想がない。考えてみれば現在では鯨料理は一部の専門店でしか食べる事の出来ない高級品となってしまった。鯨肉を食べている時代を経験した者にとっては何とも寂しい話である。ドラマは終始そんな寂しさを常に漂わせたような作りになっており、いつものシリーズと比較しても非常に暗い感じがする。まるで作者の中にあった捕鯨に対する気持ちが表れているかのようである。

今回のストーリーでは鯨が何かと関わって来る。鯨の母性愛の強さまでもが推理のヒントとなってしまうのだから、作者の拘りを随所に感じる。

満足度は★★★★
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