八つ墓村

  • 2011.08.11 Thursday
  • 00:38
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 古谷一行、荻島真一、鰐淵晴子 他
【放送】 1978年(TBS)

落ち武者の伝説が残る八つ墓村で起こった連続殺人事件の謎に金田一耕助が挑むミステリー。原作は横溝正史著の『八つ墓村』。この作品は前年に渥美清主演の映画が公開され、濃茶の尼の台詞が流行語になったことでも非常に注目された作品である。因みに映画版はミステリーでありながら怪奇映画めいた作品に仕上がっていたものの、こちらのドラマは原作に忠実に再現されている。またこのドラマを皮切りに古谷一行主演の横溝正史シリーズ2の放送が開始されている。

天涯孤独の身である寺田辰弥は何者かにつけられている気配を感じていた。その人物にようやく会えたのも束の間、その人物は毒殺されてしまう。実は辰弥は莫大な資産を持つ田治見家の跡取り。その人物はそれを知らせに来たのだが・・・。田治見のある八つ墓村に招かれた辰弥を待っていたのは優しい姉の春代と病床の兄・久弥。しかし正式な田治見家の跡取りであるはずの辰弥は村の人間にはあまり歓迎されてはいなかった。そんな中恐ろしい連続殺人事件の幕があがってしまう。

そもそもの発端は戦国時代に起こった悲劇に起因する。目の前の財宝に目が眩み、それまで仲良く暮らしていた落ち武者八名を死に追いやってしまった村人達。田治見家はその首謀者の子孫に当たる。村の名前はその八名の魂を鎮めるために建てられた八つの墓から付けられている。しかも辰弥の父・要蔵は発狂して32人を惨殺するという事件を起こしている。そんな身も蓋もない設定の下にやってきた田治見家の末裔。何か事件が起きてくれと言わんばかりである。

金田一を悩ませる(逆立ちさせる?)事件は勿論奇怪なものではあるが、それ以上にぞっとするのは要蔵の凶行である。発狂して村人32人を殺害した事件の犯人なので普通の神経の持ち主ではないとは薄々感じていたものの、辰弥の母親を無理矢理拉致監禁、おまけに生まれて間もない辰弥に大火傷を負わせた数々の凶行は常軌を逸しているの一言。落ち武者の祟りにするまでもなく、元々要蔵は壊れた性格をしているのである。田治見家の人間でなければ放し飼いにすることさえ躊躇われただろう。

またこの作品の特徴は何と言っても洞窟での撮影だろう。洞窟の中で繰り広げられる犯人と金田一&辰弥の攻防は一番の見どころである。

満足度は★★★★★
横溝 正史
角川書店(角川グループパブリッシング)
(1971-04-26)

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