死刑台の美女

  • 2011.08.17 Wednesday
  • 23:57
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ
 
【出演】 天知茂、かたせ梨乃、松原智恵子 他
【放送】 1978年(テレ朝)

天知茂扮する明智小五郎が難事件に挑む土曜ワイド劇場の人気シリーズ第三弾!原作は江戸川乱歩著の『悪魔の紋章』ではあるが、実はこの原作には一般向けに書かれたものと子供向けにリライトされたものと二作品存在する。子供向けの方はタイトルが『呪いの紋章』となっており、明智小五郎を崇拝する少年探偵団が活躍する内容となっている。勿論、ドラマは一般向けの作品が基本となっている。

明智小五郎が同業者である宗像の依頼で香港へ出張している最中、浪越警部は担当している事件の捜査を宗像に依頼する。その事件というのは資産家一家・川手庄太郎一家の殺害予告。川手正太郎には三人の娘がおり、まず三女が遺体となって発見される。続いて次女が第二の犠牲者に。香港から戻った明智は宗像と協力して事件解明に乗り出していく。

原作を読んでいる際には犯人の手掛かりとして浮かび上がる三重渦状紋という非常に稀有な指紋が恐怖をあおるのだが、実際にはさほど怖さは感じないままに終わってしまうのが何とも悲しい。小説の世界では想像が果てしなく広がっていくため、この作品を読んだ当時の想像力豊かな年頃では三重渦状紋が存在する人類の不思議に興味を馳せ、いつしか作品から離れて想像の世界に逸脱してしまったくらいにハマったものだが、それをリアルに表現するのはいささか難しいものがあるのは否めない。

ところがこのドラマの一番の見所となっているのはタイトルにまでなった悪魔の紋章、つまり三重渦状紋ではなく、川手家の長女・民子役を演じたかたせ梨乃の拷問シーン。拷問台に大の字で磔にされた民子が巨大な刃物で徐々に切断されていくという大仕掛けはあまりに衝撃的で、原作にはないにも関わらず、これぞ乱歩のエロティックな世界とでも謂わんばかりに主張している。

勿論、それはあくまでストーリーの1場面に過ぎない。次女、三女にもそれぞれ見せ場があるのだが、やはりこの拷問シーンの前では霞んでしまう。

満足度は★★★★★
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