翔んだカップル

  • 2011.11.13 Sunday
  • 23:58
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ
 
【出演】 芦川誠、桂木文、轟二郎 他
【放送】 1980年(フジ)

同じ屋根の下で暮らすことになった高校生の男女の学園ラブコメディー。柳沢きみおの人気コミック『翔んだカップル』の実写ドラマ化で、同年に公開された薬師丸ひろ子&鶴見辰吾主演の映画『翔んだカップル』は大ヒットしている。但し映画版はどちらかと言えばシリアスで切ない恋愛を描いているのに対し、テレビドラマ版はコミカルさを前面に打ち出したコメディーとなっている。このドラマが非常に好評だったため、『翔んだ』のみを継承したドラマシリーズがその後も二作制作され、轟二郎、柳沢慎吾、蔦木恵美子等々はその後のドラマにも出演している。

親戚の家から高校に通うために上京した田代勇介は同じクラスの美少女・山葉圭と同じ屋根の下で暮らす羽目になってしまう。高校生の男女の同居生活は何かと刺激的だが甘いことばかりではない。同居するとはいえ二人は赤の他人。勿論、学校には同じ家に住んでいるとは口が裂けても言えない。秘密を共有する内に次第に二人の仲は縮まっていくが、あろうことか圭にしつこく片思いする織田先輩に秘密がばれてしまう。

とにかく個性的な面々を揃えたドラマだけに、何が飛び出すのか判らないハラハラ感が常にある。お笑い担当の脇役陣の中で、平凡な高校生のはずの勇介までもがどんどんそちらへと引っ張り込まれていく。特に風呂場の場面で全裸で宙を飛ぶシーンは圧巻!ドラマCMで何度も流されるほどに有名となった。

原作や映画のヒットは勿論あったものの、このドラマが注目された要因となったのは何と言ってもエンディング映像が流された後に待ち受けているNG集だろう。その日の放送分の撮影中に起きたNG映像を寄せ集めて流されるだけなのだが、NG後の役者の素のリアクションがドラマ以上に受けていた。因みに当時はまだNG大賞などはなく、ドラマ制作の舞台裏が覗けるのは新鮮だった。特にその中でも印象深かったのはケンちゃんシリーズで長年主演を務めた宮脇康之のNG。芸能生活が長いだけに全くNGのなかった宮脇康之が「圭ちゃん」と呼ぶ所を間違えて「順子ちゃん」と呼んでしまう痛恨のNG!(リアルで現在議員の三原順子との交際中だった)それを皮切りに同じようなNGを度々出すという酷い有様で、個性の強い俳優陣との共演ですっかり影の薄かった宮脇康之がその時だけは目立っていた。

前半は比較的原作に沿ってはいるが、もう中盤辺りにあると原作無視でオリジナルに近い内容で突き進んでしまっている。そのため原作ファンにはあまり嬉しくないドラマだったかも知れない。しかしそれでも突き進める爆発力を秘めていたのは確かで、お馬鹿でお下劣ながらも非常に勢いを感じるドラマだった。反面、お馬鹿が過ぎることも度々あり、ついていけなくなる面もちらほら。流石にここまで徹底したコメディードラマはもう制作されないかも知れない。

満足度は★★★★
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