謎解きはディナーのあとで

  • 2011.12.20 Tuesday
  • 22:20
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ
 
【出演】 櫻井翔、北川景子、椎名桔平 他
【放送】 2011年(フジ)

毒舌執事とお嬢様刑事のコンビによるユーモアたっぷりの本格ミステリー。原作は東川篤哉著の『謎解きはディナーのあとで』。この小説は本年の本屋大賞を受賞している。

宝生麗子は日本有数の宝生グループのお嬢様でありながら、警視庁国立署の刑事でもある。刑事の時には地味な身なりでナルシストなお坊ちゃんの風祭警部の下で働いているが、プライベートではお嬢様としての生活を満喫している。ある日、新しい執事・景山がやって来る。そんな中、麗子は若い女の殺人事件を担当する。風祭の指揮の下、聞き込みを行うが今一つ核心が見えてこない。帰宅した麗子はその事を景山に話すと、

「お嬢様はアホでございますか?」

と面と向かって毒舌を吐かれる。

執事の仕事はお嬢様の世話を焼くだけでなく、間違った行いを注意して正すのも執事の仕事である。即ちお嬢様故に世間一般の常識に疎い麗子が誤った感覚から推理を行えば、それを正すのも執事の役目と言えば役目なのであるが、その正し方が毒舌である事がこのドラマの特徴でもあり、魅力なのである。

1話完結の内容にアメコミ風の演出。連続ドラマでありながら水面下で進行するストーリーもなく、連ドラサスペンスにはありがちな最後に控える巨悪と対峙することもなく。本格ミステリーという側面を持ちながらも非常にノリが良く、それでいて深く掘り下げることもない。つまりはあまりドラマに深入りしない昨今の嗜好にマッチしたタイプのドラマなのである。確かにじっくりとドラマを見る派の人には物足りなく感じてしまうだろうが、何の気なしに見て楽しむには丁度良い軽さを持っている。殺人事件なのにどよ〜んとした感じがなくからっとしているのもこのドラマの良さだろう。

それにしても神出鬼没なこの執事・景山。行動は執事の範疇を越えて殆ど麗子のストーカーそのもの。それでいて任務はティータイムになると職務を放棄し、英国風のティータイムを如何なる場所でも実現してしまう。これだけの癖のある執事が他にいるだろうか? 景山をはじめとして麗子にしろ風祭にしろ非常に個性豊か。肝心な景山の推理は想像や不可視の域が大きくて興味を持てなくても、キャラクターだけを見ていても楽しめる。幅広い年代に向けて制作された意図が伝わってくるドラマだった。

満足度は★★★★★
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