オリンパスドラマスペシャル 光る壁画

  • 2012.05.01 Tuesday
  • 23:58
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ
 
【出演】 佐藤隆太、中村俊介、萩原聖人 他
【放送】 2011年(テレ朝)

世界初の胃カメラの開発に携わった日本人研究者たちの情熱を描いたヒューマンドラマ。オリンパス(ドラマ内ではオリオンカメラ)の研究員が共同開発者の若き医師の情熱に触れ、職人達や上司を説き伏せて不屈の魂で不可能に挑む姿を中心に描いていく。原作は吉村昭著の『光る壁画』。

昭和24年春、オリオンカメラ株式会社の社員である曾根菊男は諏訪工場から渋谷の研究所への異動を命じられる。元海軍でゼロ戦銃器の研究に就いていた菊男は二度と研究職に就くまいと思っていただけに初出勤は気が重かった。出勤早々東大医大の梶医師に挨拶するように命じられた菊男は劣悪な食糧事情により胃を悪くする患者が多発する現実を目の当たりにする。梶医師の希望は胃癌の早期発見のために必要な胃カメラの共同開発。しかし会社では位相差顕微鏡の研究に忙しく、梶の夢物語に耳を傾ける者はいなかった。

胃カメラは日本で発明された世界に誇れる技術であり、その発明によって医学は格段の進歩を遂げている。胃カメラ発明の裏には情熱を傾けた開発者達の存在がある。彼らは生活の全ての時間を研究に費やしてしまうような開発バカの集団。そういう類の人達は成功しているからこそ好意的に見られるのであって、実際に近くにいたら冷たくあしらわれるのがオチである。要するに研究に情熱を注ぎ過ぎて、他の事にはまるで無頓着なのである。しかし胃カメラはそうした開発バカ達がいたからこそ為し得た偉大な発明品である。

また忘れてはならないのが、開発者達を支えた人々の存在や彼らの要求に応え続けた腕の良い職人達の存在。こうした偉大な発明は小さなパーツの一つ一つを手掛けた職人の高度な技術を必要とする。それら全てがチームを作って為し得た偉業だと言えるだろう。

主演の菊男を演じたのは熱い男の役柄が多い佐藤隆太で、やはりイメージに合っているのでまさにはまり役だった。他の役柄もそれぞれイメージに近い役者を使っていたのであまり違和感はなく楽しめた。特に市川亀治郎演じる天才レンズ職人の一種独特の雰囲気は際立っており、脇役ながら抜群の存在感を示していた。

確かにこうした発明までの道のりを示すドラマは胸に訴えるものがあり、年齢を問わず楽しめる内容なのだが、放送がオリンパスの不祥事による様々な問題が取りざたされている最中というのが残念だった。

満足度は★★★★★
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