わが町4

  • 2013.01.25 Friday
  • 16:39
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

【出演】 渡辺謙、佐藤B作、大宝智子 他
【放送】 1994年(日テレ)

様々な顔を持つ美女の殺人事件の謎に挑む東京下町の刑事達の活躍を描いた刑事ドラマ『わが町』のシリーズの第四弾!原作はエド・マクベイン著の『被害者の顔』(87分署シリーズ)。オープニングとエンディングでは東京の中心を流れる隅田川の解説がナレーションとして流れる。

西月島署に新米新聞記者が挨拶にやって来る。刑事の森田が対応に困惑していると、顔に傷を負った同僚の黒土が森田に絡んできた。昨夜、黒土は浮気がバレて夫婦喧嘩をした所だという。そんな中、マナベ酒販の倉庫から通報が入り、森田と黒土は現場へ向かった。倉庫内は荒らされ酒瓶の破片が床に散らばっている。アルコールに弱い黒土は思わず顔をしかめたが、床の上に倒れている女の遺体を見た途端愕然とする。その女は黒土の浮気相手の隆子だった。一方、森田は通報者の水木を発見し話を聞こうとするが、水木は盲目で倉庫内で何が起きているのかさえ判っていなかった。

被害者の隆子はこのシリーズの第一話で黒土刑事がうわごとで叫んだ女性。あの伏線がようやくここで日の目を浴びた事になる。その隆子に黒土はとことん惚れているのだが、捜査が進むに従って隆子には様々な顔があると判ってくる。ある時は正義感の強い博打打ちだったり、ある時は盲目の少年を姉のように親身になって面倒を看ていたり、ある時は支払いの代わりに男と簡単に寝るような奔放な面もある。まるで一人の女の体の中に複数の女がいるような感じさえする。付き合っていた黒土でさえそのミステリアスな正体に唖然とする程。

さて今回の見所は森田の浮気を疑った繭が夫婦喧嘩をする場面。繭は聾唖のため言い合いする事が出来ないが、手話でなら会話も出来る。従って夫婦喧嘩も手話混じりなのである。おまけに繭は手が早い。頭に来ると容赦なく夫にアッパーカットを食らわせる。そのやり取りが何ともユーモラスで面白い。

満足度は★★★★★

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救急指定病院2

  • 2012.11.15 Thursday
  • 16:38
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【出演】 池上季実子、野川由美子、辰巳琢朗 他
【放送】 1994年(日テレ)

救急病院に勤めるベテラン看護師の活躍を描いた人気シリーズ『救急指定病院』シリーズの第二弾。原作は斉藤澪著の『ハモニカを吹く男』(『深夜病棟二十五時』から改題)。今回は不審死した入院患者の事件に迫る。

菊名記念病院に勤務する看護師・小諸久美子は二年前に夫を亡くし、息子の大吾を女手一つで育てるシングルマザー。主任を務めるだけあって同僚達からの信頼は厚く、看護師達を困らせる入院中の市会議員・岩舘を容赦なく叱り付けるなど頼りにされる事も多い。そんな中、久美子は入院患者の荻野が気になっていた。荻野の夫は久美子が二年前に勤務していた病院で前妻を階段の事故で失っている。しかもその際に彼は多額の保険金を手にしていた。荻野から結婚して二年になると聞いた久美子は不安を隠せない。その最中、岩舘が手術の日に不審死する。

岩舘は小さな雑貨屋を中小企業にまで押し上げ、今や市会議員にまで成り上がった成功者である反面、強引でやり口の汚さから恨みを持っている人間も多い。岩舘の死因はアナキラフィーショックであった事から、

1.薬や薬剤、静脈注射に詳しい人間
2.岩舘にアレルギー症状があると知っている人間
3.岩舘に深い恨みを持っている人間

以上の三点の条件に合う人間について警察は犯人を洗い出していく。ところがその容疑者の一人に挙げられていたのが、久美子の同僚のレントゲン技師・荏原。温和で心優しい好青年である荏原が殺人を犯すとは到底信じられない久美子は、例によって姉に調査を頼んで真犯人を突き止めようとするというストーリー。

あくまで久美子の人間性を活かしたドラマであるので、殺人事件であってもさほど目を覆うような場面は出て来ず、むしろ人の心を大切にしたサスペンスになっている。救急病院とはなっているものの、今回のドラマについて言えばあまりそうした緊急性は感じられず、むしろどこにでもある一般の病院での話のような内容にとどまっている。

しかし結局の所、久美子は二年前に亡くなった夫が一番という結論に至ってしまうのが残念でならない。まあ、そうしない事には続編が作れないと言う裏事情もあるのだが・・・。

満足度は★★★★

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証明

  • 2012.11.14 Wednesday
  • 17:05
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【出演】 風間杜夫、原田三枝子、内藤剛志 他
【放送】 1994年(TBS)

妻の一言が夫の命を奪った。売れない小説家と献身的な妻が辿った愛の末路。原作は松本清張著の『証明』。

裏山に人知れず存在する洞窟。子供達がそこに足を踏み入れると、中で男の遺体が横たわっていた。男の名は高木信夫。死因は服毒自殺だと判明した。男が身に纏っていたレインコートはロンドンの有名ブランド製品で、『Hirai』と中に刺繍がされている。レインコートにはべったりと返り血を浴びた跡があり、持ち主である仏文学教授・平井忠二の物だと判明。その後の捜査で高木の妻・久美子と平井は肉体関係にあり、妻の不倫を知った夫が逆上し平井を殺害した後自殺したと警察は断定した。

ドラマは警察に事情聴取を受けた久美子の回想によって展開していく。久美子と信夫の間に何があったのかを二人が結婚してからの時系列で辿っていく。

ドラマを見て真っ先に高木信夫という男の描き方の秀逸さに度肝を抜かれる。そもそも原作者が小説家であるので、小説家の内情を良く知っているというのもあるが、実際に信夫のような人間が小説家志願者の中にはごまんといる。小説家ばかりが集まる同人誌の中では仲間達から最高の賞賛を受けてのぼせ上がり、これならプロでやっていけると過信してしまう。しかし小説家志望の人々の間で受ける評価と出版社の評価はまるで違う。出版社が本にするのは一般人に受け入れられる小説であり、小説の作法に則った文芸作品ではない。一般人の心に訴える作品で無ければ出版社からは商業価値がないと判断されてしまう。職業作家の作品は読者ありきの小説なのである。信夫はまさにそうした小説家志願者の一人であり、自信を持って出版社に自分の作品を売り込んでいく。自信があるからこそ自身の作品を思うように評価してくれない編集者を無能呼ばわりし、職業作家になるには時間が足りないとばかりに会社も辞めてしまう。決して自分の実力不足とは考えない。この手の思考に走る人間は実は非常に多いのが現状である。このドラマはその辺りを驚く程リアルに表現している。

同人誌では優等生だった信夫も出版業界では無能扱いされる。信夫の名前はやがてブラックリストにのり、一方同人誌の後輩が出版業界では作家先生と褒め称えられる。それが現実なのだと開き直る勇気を持てなければいつか心は破滅する。しかし大抵はその勇気を持てないものなのかも知れない。

このドラマはそんな勇気を持てない信夫に何の気なしに囁いた久美子の一言が信夫に終止符を打たせた。しかしそれは同時に信夫を愛し抜いた久美子にとっても終止符。すっきりとしないラストは松本清張作品らしさが滲み出ている。

満足度は★★★★★

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喪失の儀礼

  • 2012.10.25 Thursday
  • 00:03
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【出演】 古谷一行、洞口依子、吉行和子 他
【放送】 1994年(日テレ)

評判の良い医師がホテルで殺害された。事件を担当した刑事が掴んだ事件の真相とは?原作は松本清張著の『喪失の儀礼』。

線路の上を水仙の花束を持った大塚刑事が歩いていく。彼は枯れた花が供えられているのを見て、その場所に手にしていた花束を手向けた。二か月前に起きた事件は事件の解決を待たずにこの場所で終わったと彼はしみじみと事件を振り返った。

仙台中署の刑事である大塚はとある事件を担当する事になった。宮城県の秋保温泉郷にあるホテル瑞宝に宿泊中の客・住田が翌日の昼過ぎに遺体となって発見されたのである。現場に駆けつけた大塚は住田の遺体がかなり白い事を奇妙に思う。調べてみると手首に深い傷があり、体内の血が大量に流れた形跡があった。しかもルームサービスで頼んだビールのコップからは睡眠薬が検出され他殺と断定される。

大量に血が流れ出した遺体がベッドの上で横たわっており、しかも手首には深い傷があるのにベッドには血が流れた形跡が殆どない。奇妙な変死体で発見された医師の殺害事件から始まるドラマであるが、ドラマ内の注目されているのはその医師の生前の人生でもなければ、事件を追う刑事の執念でもない。捜査の中に浮き彫りになる複雑な嫁姑の関係。真実は決して表に見えているものだけが真実ではない。心の奥深くに隠された真実までもを見極めなければ、真相に辿り着いたとは言えない。人間の深い心理を追求した秀逸な作品である。

松本清張作品らしくラストに爽快感はない。靄に包まれた真相を抱えたまま、真相は結局明らかにされないままに一人の刑事の心の中で終結してしまう。もはやそれ以上事件を追う事も出来ない。諦めるしかない刑事の空しさが伝わって来るようでもあった。

満足度は★★★★
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女王蜂

  • 2012.10.18 Thursday
  • 17:15
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【出演】 古谷一行、墨田ユキ、沢田亜矢子 他
【放送】 1994年(TBS)

大財閥の美しい令嬢の周囲で次々起きる連続殺人事件の謎に金田一耕助が挑む本格ミステリー。TBSの金田一耕助傑作推理シリーズ第十九弾。原作は横溝正史著の『女王蜂』。それまでこのシリーズではお馴染みの等々力警部役立ったハナ肇が逝去したため、亀井警部こと名古屋章にキャスティングが変更されている。

500年以上昔、奈良の山奥で凄惨な事件が起きた。大道寺家の祖先・山城の国の豪族大納言今出川は月琴を弾きながら恋人との逢瀬を楽しんでいた。その場へ乗り込んだ正室の孝子が鬼女となり、刀で斬りつけたという。金田一耕助は加納弁護士の依頼で月琴の里にある大道寺家を訪れていた。大道寺欣造は金田一に脅迫状めいた手紙を見せる。そこには大道寺智子は男を狂わす女王蜂だと書かれていた。実は智子には三人の男性と縁談話があり、その男性達にも同じ手紙が届いていた。

500年前の言い伝え(孝子伝説)はこのドラマのオリジナル設定で、横溝正史作品には確かにこうした言い伝えになぞらえた事件を扱う印象的な作品があるのは事実だが、他作品と同じような絡め方は戴けない。おまけにお堅いはずの秀子がこのドラマでは魔性の女に。おいおい何人の男を誘惑すれば気が済むんだい!その上、欣造は乱交パーティーに興じるわ、娘にまで手を出すわ、どこまで好き者なんだか。うーん、著しく原作の世界をぶち壊している気がする。見る場面見る場面「あちゃー」と目を覆いたくなるような改編(怪編?)にもはや開き直って見ない事には耐えられない状態。

序盤からかなーり嫌な予感が拭えない内容だと思っていたら、案の定、途中で原作の犯人が死んでるし・・・・。もしやこれは『女王蜂』のパロディーなのだろうか?

さてぶち壊れたストーリーはともかくとして、このドラマの一番の謎は果たしてこのドラマに金田一が必要だったかどうかである。

満足度は★★★
横溝 正史
角川書店(角川グループパブリッシング)
(1973-10-15)

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顔に降りかかる雨

  • 2012.08.27 Monday
  • 23:55
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【出演】 役所広司、鶴田真由、村上里佳子 他
【放送】 1994年(フジ)

女は何故大金を持って失踪したのか?男と女の愛憎サスペンス。原作は桐野夏生著の『顔に降りかかる雨』。この小説は第39回江戸川乱歩賞を受賞している。

トンネルの中を成瀬は子供を肩車して歩いていた。トンネルを抜けた先で待っていたのは成瀬の婚約者でルポライターの燿子。子供は今来た道を元妻と共に戻って行く。燿子は成瀬が別れた妻や子供と会いに行く事を快く思わず、その事で二人は口論となり、成瀬はつい燿子に手をあげてしまう。その後、燿子は一億二千万円を持ち逃げして姿を消す。成瀬は燿子の親友・ミロと共に燿子の行方を追う。

常に陰鬱な雰囲気の漂うドラマで、小細工なしの順当なミステリーである。判り易さと親しみ易さが先行する最近のドラマの風潮を全く無視しているため、登場人物についての情報はストーリーの中から読み取るしかない。或る意味不親切であるとも言えるが、裏を返せばいちいち人物紹介をしなくてもストーリーの中で人物像を表現出来る自信の表れであるとも言える。

さてドラマは二転三転しながら燿子の失踪の裏に隠された真実に迫って行く。次第に明らかになっていく全容と共に男と女の愛についても追求して行く。事件そのものも非常に謎めいた内容だが、成瀬と燿子、そして成瀬とミロの究極の愛の形も興味深い。但し、ドラマにしたためか少々人の心についての表現が不足しているように感じる。男女の愛について究明する事を前提にストーリーを進めて行くのなら、心の微細な変化も織り交ぜて欲しかった。

満足度は★★★★
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名探偵明智小五郎 地獄の道化師

  • 2012.08.16 Thursday
  • 17:08
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【出演】 陣内孝則、黒田勇樹、野村真美 他
【放送】 1994年(フジ)

「お前にこの世に絶望した人間の気持ちがわかるか!」

姉を殺害された美しい女性に道化師の魔の手が迫る!お馴染み名探偵・明智小五郎が奇怪な事件を暴くシリーズ第一作。

このドラマは明智小五郎の活躍を彼を師と仰ぐ小林少年の目を通して描く構成になっている。原作は江戸川乱歩著の『地獄の道化師』。江戸川乱歩の作品には二種類のバージョンがある作品が幾つかある。このドラマで使用されているのは子供向けに書き下ろされた方の『地獄の道化師』。子供向けのバージョンには小林少年と怪人二十面相が登場する。

怪人二十面相に襲われた小林少年は颯爽と現れた明智小五郎に命を助けられる。みなしごの小林少年は明智に憧れ、明智の元で働くようになった。ある日、石膏像を乗せたオープンカーが事故を起こす。警察が駆けつけた時には運転手はその場から逃げ去った後だった。残された石膏像から血が流れ出ていた事から、警察は像を解体。するとその中から顔を潰された女性の全裸の遺体が!事件に興味を持った小林少年は独自調査を始める。

ドラマのオリジナル設定として、明智小五郎は既に結婚しており、小林少年は明智夫妻が面倒を看ている子供のような存在になっている。また遺体の身元を特定する身体的特徴も原作とは違い刺激の少ない特徴に変更されている。これはテレビ向けに配慮された結果かと思えば、要所要所で女性の全裸が登場したりと良く判らない配慮のされ方である。

さて事件は白骨像から身元不明の女性遺体が発見されたのを皮切りに第二、第三の殺人事件へと発展する。被害者には何故か地獄の道化師の人形の存在が!世間を震撼させる地獄の道化師の正体は果たして・・・。

原作通りの昭和初期を舞台にしているだけにドラマに趣があるし、現代では決してあり得ない設定も不自然さなく表現出来る強みがある。但しやはりエンターテイメント性の強い作品なので、テレビドラマでありながら舞台の演劇を見ているような感覚に陥る。何があろうとこれは娯楽作品なんだと構えてみれば楽しめるドラマである。

満足度は★★★★★
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人間・失格〜たとえばぼくが死んだら

  • 2012.07.31 Tuesday
  • 22:57
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【出演】 堂本剛、堂本光一、赤井英和 他
【放送】 1994年(TBS)

息子が学校に殺された。息子の死の真相を知った父親が修羅と化していく。進学校を舞台に悪質なイジメや教師の体罰等々を赤裸々に扱った問題作。昨年放送された『高校教師』に引き続き野島伸司が脚本を担当し、ショッキングな内容が話題を呼んだ。尚、『高校教師』に出演した桜井幸子、赤井英和が今回も起用された。

元社会人野球の選手だった大場衛は成績優秀な自慢の息子・誠を東京の名門修和学園中等部に編入させ、神戸から引っ越して来る。後妻の夏美は現在妊娠中。素直で明るい性格の誠は中学三年生の思春期でありながらも夏美と良好な関係を築いており、家庭は円満だった。登校初日、誠は同じクラスの武藤がイジメに遭っている現場を目撃する。正義感の強い誠は武藤をかばい、ホームルームでイジメ撲滅を訴える。その事で誠はイジメの標的になってしまう。

とにかくイジメの場面は凄まじい。席にいない誠を生徒達は口を揃えて「いない」と答える。教師は何の疑問も持たない。しかし実は誠は教室の掃除用具入れの中に朝からずっと監禁されており、失禁した姿で解放される。もう教科書に落書きくらいじゃ済まない。誠へのイジメはどんどんエスカレートし、誠がやがて命を落とすまでそのイジメは続いていく。

勿論生徒同士の陰湿なイジメはさることながら、誠を目の敵にして体罰を行う宮崎の狂気、一人の生徒に屈折した愛情を注ぐ新見の狂気、復讐の鬼と化した衛の狂気と大人達の狂気が子供達に負けぬ凄まじさを放っていく。当初の大場家の微笑ましさはどこへやら。坂道を転がり落ちるように激しさを増していく展開は息つく暇さえ与えてくれない。

『高校教師』同様、倫理的にも道徳的にも問題のあるアブノーマルな領域へと踏み込んだ内容で、イジメ、虐待、体罰、同性愛とそれまでは比較的避けて通ってきた内容を敢えて赤裸々に描いている。そのため度々目を覆いたくなるような残虐な場面が登場する。当時はそれが斬新であり、同時にただその残虐さだけを押し出すのではなく、そこには根深い人間の尊厳のテーマがしっかりと存在し、それを詩的とも呼べる表現で描き出していく秀逸なドラマである。

満足度は★★★★★

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ママのベッドへいらっしゃいHEY BOY! COME IN MAMA'S BED

  • 2011.11.10 Thursday
  • 01:21
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【出演】 古谷一行、風間トオル、藤谷美和子 他
【放送】 1994年(テレ朝)

父親に次々恋人を取られてしまう不幸な男の花嫁奪還ラブコメディー。父親役の古谷一行の登場の強烈なインパクトに話題騒然となった。

式場では佐伯浩介と加子が今、まさに結婚式を挙げようとしていた。その最中、突如二人の結婚に待ったをかけたのが浩介の父親・浩造。加子はあっさり浩造に奪われてしまった。あれから五年。父親への反発から家を出てテニスインストラクターとなった浩介は今日子と結婚式を挙げようとしていた。

主演は風間トオルなのだが、脇役でかつ浩介のライバル役で登場する父親が如何せんインパクトが強すぎるドラマである。何しろ当時CMでも良く取り上げられていたのが、自宅の二階から立派な階段を下りる全裸の古谷一行の登場場面。勿論、大切な部分はモザイクがかかっているものの、堂々たる登場はまるで一国の王様のよう。その場面見たさにドラマを見た人も多かった。

それに限らず浩介の花嫁を奪還する際に見せる場面を含めて、イチイチ浩造のとる行動は常人の範疇を超えている。大人の余裕やロマンティックさを過剰に訴えているのだが、当時すでにベテラン俳優として名高い古谷一行がまさかここまでやるのか!と驚かされる。

しかしストーリーは初回の異常なテンションの高さとは打って変わって、回が進むごとにテンションは下降線を辿っていくのが残念でならない。俳優の方はいたってテンションが高いもののどうもストーリーとは空回りしている感じが否めない。

もう一度じっくり見てみたい気もするが、おそらくこのドラマは出演者の関係で再放送はされないだろう。

満足度は★★★
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おばさんデカ桜乙女の事件帖

  • 2010.05.16 Sunday
  • 00:27
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【出演】 市原悦子、蛭子能収、布川敏和 他
【放送】 1994年(フジ)

勤続33年のおばさん刑事が迷惑がる署員達を他所におばさん丸出しの活躍で事件を解決するおばさんデカシリーズの記念すべき第一弾!

勤続33年の婦警桜乙女が突然刑事に昇格する。実はどんなに都内の警察署をたらい回しにされても辞めない乙女を自分から辞めると言わせる為に行った苦肉の策だったのだが、そうとは知らない乙女は大喜び。早速殺人現場に出掛けた乙女は、肝心の死体よりも冷蔵庫やクローゼットの中身等々生活に密着した箇所にばかり興味を示す。会議でもおばさんとしての発想で疑問点を上げるが、同僚には軽く受け流されてしまう。それでもへこたれず自己中心的発想で突き進む桜乙女の姿は見ているだけでコミカルであり、またある意味主婦ならではの鋭い洞察力と厚顔無恥の行動力に感心させられる。もっとも警察のルールに縛られないマイペースの乙女に署員達は辞めさせるどころか振り回されっぱなしではるが・・・。

そんな乙女の唯一の味方は溺愛する夫。子供に恵まれなかった熟年夫婦の二人は未だに仲が良く、お互いを励まし合って生きている。

笑ってしまうのが聞き込みの際の相手の反応。ただのおばさんにしか見えない桜乙女には、事情を聴かれた側もすっかり気を許してしまう。特に相手が主婦の場合は最強である。井戸端会議に参加するような気楽さでいともあっさり情報を聞き出してしまう。

また署内全員で追っている容疑者を何も知らずに単独で尾行してしまう乙女にも笑える。嫌がらせで会議に乙女を参加させない上司の落ち度でもあるのだが、尾行というのもおこがましいほど真後ろを堂々と歩き、喫茶店に入れば隣の席を確保。おまけにタクシーに乗ったと見るや通り掛かった宅配ピザのバイクを借りて強引に追いかけ、その後ろを追っていた仲間の車のフロントガラスにピザをぶつける(故意ではない)という荒業まで見せる。

飄々とした桜乙女の行動はいつも笑いが堪えない。

さて今回の事件はやり手のOL・上山春子の殺害事件。署員は彼女と肉体関係があった部下の宮田を疑うが、乙女が疑ったのは人前で泣き崩れる夫。果たして軍配はどちらに上がるのか? おばさんならではの乙女の推理は見物である。

満足度は★★★★★
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