鉢植を買う女

  • 2011.06.09 Thursday
  • 02:25
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ
 
【出演】 池上季実子、布施博、秋本奈緒美 他
【放送】 1993年(テレ朝)

三十代の地味なOLが行った完全犯罪を追う悲しくもミステリアスなストーリー。原作は松本清張著の小説『鉢植えを買う女』で、短編集『影の車』の中の一作として収録されている。

上浜楢江は地味な三十二歳のOL。女性社員の中では最年長となる彼女に男性社員は見向きもしない。そんな現状に楢江は次第に結婚を諦め、こつこつ貯めた貯金を元手に社員相手の金貸しを始める。するとそれまで見向きもしなかった若い男性社員達が彼女を頼りにするようになる。杉浦も彼女の常連客で熱狂的なギャンブル狂。とうとう支払いに困った杉浦は楢江と強引に体の関係を持ち、楢江から金をせびるようになる。

今となっては三十二歳で独身と言われてもさほど抵抗は感じないが、寿退社が当たり前の時代には結婚の決まった女性社員から次々退職してしまうので、三十代になっても会社に残る女性社員はお局様と煙たがれるか、相手にされなくなるかのどちらかである。主人公の楢江はその典型的な女性。男性社員は若くて美しい女性を好む。地味で年増の自分にはまるで興味を示さない。そんな楢江の唯一の武器は貯金。金にしか頼れない女というのも浅ましく感じるが、その一方で同情する気持ちもある。つまり彼女はそうしなければいられない程に寂しさに喘いでいたということになる。

一度知った蜜の味は忘れられない。楢江の犯罪は言ってみればそれがひきがねだった。

松本清張原作の小説の多くは最後に何かしら釈然としないものを残して幕引きとなる。このドラマの場合もそういった余韻が感じられるものの、短編小説のせいかその余韻はあまり強くはない。それよりはむしろハッピーエンドという印象の方が強い。郊外の家を買って庭いじりをする楢江は本当に幸せそのもので、寂しさに怯える姿は見られない。

ドラマは楢江が行った完全犯罪の様子をサスペンスタッチで描いていく。時折予期せぬ事態に犯罪がバレそうになるがそれも緊張感があって良い。但し、本当にその方法で完全犯罪が可能なのかという疑問は残る。

満足度は★★★★
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もう涙は見せない

  • 2011.02.15 Tuesday
  • 10:38
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ
 
【出演】 後藤久美子、伊原剛史、名取裕子 他
【放送】 1993年(フジ)

当時何かと話題にあがったフジテレビのジェットコースタードラマ。このドラマは『もう誰も愛さない』『あなただけ見えない』に続くジェットコースタードラマの第三作目として放送された。

ジェットコースタードラマとは一寸先も判らぬ劇的展開の連続が売りの連続ドラマのこと。たった5分席を立っただけで、ストーリーの繋がりがまるで判らなくなると言われるほど。しかし残虐な内容が多く、あまり教育的に好ましい内容とは言えない。

ドラマは三人の少女達の犯した衝撃の殺人場面から始まる。

木々に囲まれた山の中で三人の少女達は自分達を弄んだ憎き男に制裁を加えようと誓う。男を滝壺から突き落として無邪気に喜ぶ少女達。しかしその内の一人は妊娠していると判る。

時は過ぎ、カナダの孤児院に預けられていた碧は日本の養護施設で暮らしていた。その施設の経営者は冷酷非道な人間で、施設に預けられた子供達を日々虐待している。かつて碧も虐待に耐え切れず、同じ施設で育った秀人と逃亡を図るが失敗。連れ戻された碧は経営者の一人である和夫にレイプされ、以来、和夫の慰み者としての人生を歩んでいる。碧はイニシャル『K.K』の手がかりを元に自分を捨てた母親と思しき三人の女を探し出し、何故捨てたのかと迫る。

過酷な人生を歩むヒロイン碧の母親探しから始まり、事態は徐々に周囲の人を巻き込んだ壮絶な様相を示していく。三人はいずれも自分は母親では無いと言い張り、過去を隠そうとする。勿論、現在はそれぞれ過去を切り離して生活しているので、人を殺した過去を持つなどとは決して口に出来ないだろうが、それ以上に何故頑なに口を閉ざす必要があるのか。その一つをとってもミステリアスな内容なのに謎はさらなる謎を呼び、真実が僅かな間にころころと変化していく。しかもそれが決して幸せな展開ではなく、それぞれ目を覆いたくなるような凄惨な展開ばかりで少し前に笑っていた人間が一瞬で苦悩する姿を見せる事も日常茶飯事。ここまで来るともうどうにでもなれ!という気持ちで何でも受け止めてみたくなる。

人々はそれぞれ悪意を抱き、ほんのささやかな幸せを守ろうと血を流す。碧にとって唯一の幸せは愛する人を見つけられたことだがそれさえ、やっと結ばれたと思った瞬間無残にも引き裂かれていく。あまりにめまぐるしい展開に息つく暇も無い。人々は常に悪意を抱き、己の欲望のために忠実に動き回る。どの登場人物をとっても根っからの善人がいないのがこのジェットコースタードラマの特徴でもある。そんな中、珍しく清涼剤の役割を担っているのが碧の妹の夕貴。心臓病を患い、長年離れて暮らしていた姉を慕う清純な少女だが、彼女だけは最後の最後まで清らかな心を忘れない。非常に異質な存在だった。もっとも普通のドラマなら夕貴のような少女が大半のはずなのだが・・・。

碧の母親は誰なのか?

何故碧の母親は碧の出生について口を噤むのか?

碧の出生に隠された衝撃の事実。そしてラストに待ち構えているとんでもない現実。

ジェットコースタードラマには様々な役者が登場するが、ストーリーの展開上、全てが悪役に転じてしまう。勿論、夕貴は違うが、それまで好感度が高く正統派の役ばかりをこなしていた役者陣が悪魔のような人間を演じるのもドラマの醍醐味である。

満足度は★★★★★
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高校教師

  • 2010.11.15 Monday
  • 00:19
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【出演】 桜井幸子、真田広之、京本政樹 他
【放送】 1993年(TBS)

森田童子の物悲しい懐メロ『ぼくたちの失敗』が流れる中、画面には女子高生たちが学校に向かう光景が映し出される。この世に何の悩みも無いような屈託のない笑い。友達同士の賑やかな会話。一見、何でもようなこの風景の中には十代の少女特有の悩みや苦しみも隠されている。様々な衝撃的な問題に直面する少女達の葛藤や戦う姿を一介の教師の目を通して語られる抒情的な学園青春ドラマ。驚愕する展開を詩を朗読するように語る真田広之の過去形(ラストシーンだけ現在形)の語り口が脆く儚い人の心を表すかのように心に響いてくる。

羽村は大学の研究室に通う生物学者だが突然女子高の高校教師をする羽目になる。気乗りしないながらも高校へ向かう羽村は電車の中で繭と出会う。繭は羽村の勤める高校の生徒だった。その日から何かと羽村に付き纏うようになる繭。真っ直ぐな性格で愛情をストレートにぶつけてくる繭に羽村は戸惑うが、何があっても羽村の味方で時に羽村を傷つける相手に牙をむく激しさを見せる繭の純粋さに羽村は次第に惹かれていく。しかし繭には誰にも言えない秘密があり、羽村を慕うのは逃れられない運命から逃れるためのSOSだった。

女子高と言えば女の園。そこで働く男性教師は少なからずとも生徒達から注目を浴びる。生徒達からすれば年齢の近い男性教師は教師と言うよりは一人の異性。恋愛対象にもなれば、憎しみの対象にもなる。ドラマにはタイプの違う男性教員が3人登場する。生徒達の偶像であろうとする教師、生徒思いの熱血教師、教師と言う職業に生き甲斐を見出せない教師。しかし人というのは見える部分だけが全てでは無い。彼らもまたそれぞれ心に大きな闇を抱えており、特定の女子生徒との付き合いからその闇とどう向き合っていくかを考えるようになる。絵空事のように襲う衝撃的な展開の中で彼らは酷く人間臭く見えた。

ドラマの中では初っ端から教師の女子高生に対するレイプシーンが組み込まれ、その後もいじめ、同性愛、近親相姦、女子高生の妊娠等々の高校生を主体としたドラマではこれまでに類を見ない問題を詰め込み、ただ衝撃的というだけでは無い秀逸なシナリオで組み上げられている。また扱っている内容は衝撃的でも表現は非常に繊細で視聴者に配慮されているため、変な言い方だが綺麗な演出がなされているドラマだと思う。特に話題を呼んだ近親相姦直後の場面もそういった行為が行われたと匂わせる最小限の表現に留められており、いやらしさは一切感じない。色々な面で秀逸なドラマだと思う。

尚、ドラマ終了後に映画版も制作されている。そちらの主演は唐沢寿明でヒロインの繭役は遠山景織子。高校教師と女子生徒の禁断の愛を描いた衝撃的な展開の作品である点は同じだが、ストーリーに関連性は無い。ドラマを見た後では映画版の時間の無さ加減が非常に目立ち、本来ならば驚愕する内容も口頭でさらっと流されてしまう事もある。『高校教師』のお手軽版として見た方が良いかも知れない。

満足度は文句なしに★★★★★
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渡る世間は鬼ばかり 第2シリーズ

  • 2010.10.15 Friday
  • 01:33
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【出演】 長山藍子、泉ピン子、中田喜子 他
【放送】 1993年(TBS)

前作の好評を受けて制作されたホームドラマ『渡る世間は鬼ばかり』の第二シリーズ。前作終了後から一年半、岡倉家とその娘達の家族の抱える家庭の問題に伴って引き起こされる騒動を笑いと涙を交えて描いていく。

・岡倉大吉&節子
板前になった大吉は自分の店を持つ夢を持ち調理師試験に挑戦する。最初は失敗するものの二度目は見事合格。葉子の元婚約者の母親が持つビルに店を構える事になるが節子は大反対。それでも大吉が話を進めてしまった事で節子は拗ねてしまう。

・野田弥生(岡倉家長女)
夫の良がいわきへの出向を命じられ、家庭の事情から単身赴任する事に決まる。そんな矢先、年頃のあかりが弥生のような生き方を嫌って女優になると宣言。しかしあかりは悪徳プロダクションに騙されて傷ついてしまう。傷心のあかりは父親を頼っていわきへ行く。

・小島五月(岡倉家次女)
ラーメン屋『幸楽』を建て替え、二階の居住空間では五月一家と姑、そして夫が失踪した久子一家が住む事になる。相続権を放棄した事を盾に久子は我が物顔で振る舞い、姑は久子一家ばかりを可愛がるように。久子の子供達に嫌がらせを受ける愛や眞を守るため五月は姑と対立する。

・高橋文子(岡倉家三女)
夫が脱サラして事業を始めようと言い出し、資金調達のためにマンションを売りに出す。そのせいで姑と同居する事になるが、何かと文子達の生活に口を挟むようになり息子の教育方針の違いから完全に対立する。しかし夫は母親の肩ばかり持ち文子は苦しい立場に。

・岡倉葉子(岡倉家四女)
夫がアメリカ永住権を求めて現地女性と結婚したため葉子は実家に戻る。元婚約者と再会した二人は再びよりを戻すが、婚約者の母親は葉子が夫を支える専業主婦になる事を望む。しかし葉子は次第に仕事に遣り甲斐を感じてのめり込んでいく。

・岡倉長子(岡倉家五女)
夫の急死により義理の娘・遊を義理の兄夫婦に奪われてしまった長子は夫の手術を担当した本間医師の紹介で病院で働くようになる。遊が虐待されていると知り一旦は遊を引き取るが、大きな旅館の女将である伯母が遊を引き取りたいと申し出て泣く泣く遊を手放す。その後、本間のプロポーズを受けて結婚する。

このシリーズで印象的なのは眞を苛めるいとこ役の登。言われた事を忠実にこなしているだけで演技自体はあまり上手いとは言いかねるが、意地悪そうな表情が如何にもその役にはまっている。この役を演じたのは子役時代の伊藤淳史。残念ながらこのシリーズで渡米する設定になっており、その後のシリーズには一切登場していない。(消息だけは知らされる)

満足度は★★★★★
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悪魔のKISS

  • 2010.03.26 Friday
  • 00:10
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【出演】 常盤貴子、深津絵里、奥山佳恵 他
【放送】 1993年(フジ)

都会に憧れを抱いて上京した三人の少女達が都会の地獄に堕ちていく様を描いた問題作。当時の社会問題を取り扱った内容ではあるが、まだ無名だった常盤貴子がモロに胸を出してしまう等現在の放送倫理規定に引っ掛かりそうな場面が盛り沢山の過激な内容になっている。

中学時代同級生だったみさを、莉子、幸子の三人はそれぞれ胸に夢を抱いて上京する。しかし三人を待っていたのは華やかな世界に潜むこの世の地獄。世間知らずの三人は抗う術もなく地獄へと落とされるというストーリー。

●みさをの場合
絵本作家を目指すみさをは人気漫画家のところで働くことになる。しかし漫画家はレズビアンでみさをは彼女に薬を盛られてレイプされてしまう。その後、漫画家から執拗に関係を迫られる。また田舎に残してきた中学生の妹が担任教師と不倫した挙句妊娠。おまけに相手の家庭を崩壊させるという荒業をやってのけ、自分だけで無く妹のことにも頭を悩ませる。

●莉子の場合
女子大生の莉子は都会の華やかな世界に憧れて次々カードで買い物をしてしまう。やがて借金がかさんで首が回らなくなった莉子はファッションヘルスでのアルバイトを強要され、時には金回りの良い怪しげなクラブで働くことも。しかしその姿を父親に知られてしまったことからショックを受け、麻薬に手を出してしまう。

●幸子の場合
電話交換手として働く幸子は義理の父親にレイプされる。救いを求める幸子が出会ったのは募金活動をしている男。彼に憧れて新興宗教に入会してしまう。しかし彼には教祖が決めた妻がいて、熱狂的な信者の妻は結婚が永遠だと信じて疑わない。三角関係の泥沼の中、妻は夫を自分に縛り付けるためビルから飛び降りる。

三者三様の地獄絵図が繰り広げられる中、一番凄まじいのが莉子。複数の男達に拘束されて体を弄ばれたり、街中で男から足蹴にされたりと目を覆いたくなる過激なシーンが満載。そのためドラマの中心となっているのはみさをなのだが、何かと話題をさらっていくのは常に莉子のエピソードだった。莉子は常盤貴子が無名の新人だったからこそ出来た役柄だろう。

またこのドラマが放送される前年に統一教会の合同結婚式に日本の芸能人が参加して話題となる等、この当時新興宗教が何かと話題になっていたという背景がある。幸子の宗教の話は当時の時代背景を反映したものだと言える。

これがゴールデンで放送されていた時代が懐かしい・・・。

満足度は★★★★★
サザンオールスターズ,サザンオールスターズ,桑田佳祐,片山敦夫
ビクターエンタテインメント
¥ 675
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ダブル・キッチン

  • 2010.02.12 Friday
  • 00:06
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【出演】 山口智子、野際陽子、高嶋政伸 他
【放送】 1993年(TBS)

ダブル・キッチンとは二世帯住宅を意味している。一家に主婦は二人はいらないと言うが、嫁姑の摩擦を避けるためにこのドラマが放送当時主流となっていたのが二世帯住宅。ライフスタイルの異なる二家族が互いに気兼ねなく過ごせるようにと考えられたのがこの方式なのだが、親とすれば子供が結婚しても傍にいてくれるという気持ちが大きく何かとちょっかい出したくなってしまうもの。それが過ぎれば例え二世帯住宅と言えど嫁姑問題が勃発! このドラマはそんな二世帯住宅に住む二家族を巻き込んだ騒動をコミカルに描いたホームドラマである。

キャリアウーマンの都は結婚し、二世帯住宅である夫の実家に夫の家族と同居することになる。二世帯住宅だから嫁姑のわずらわしさは無いと高を括っていたものの、姑は息子可愛さに何かと口を出してくる。結婚以来専業主婦として家庭を守ることが全てだった姑にとって、仕事を持つ都の生活は不満だらけ。しかし衝突しながらも家族の中で起こる騒動を一つ一つ乗り越えていく事によって家族としての絆を築いていくというストーリー。

決して意地悪しているつもりは無いのに、ライフスタイルや考え方が違うだけで相手にとってはそれが嫌味や皮肉になってしまう。野際陽子演じる姑は本人に悪気は決してない。本人にとっては当たり前のことであり、常識と思えることが嫁に出来ていなければ注意してあげるのが嫁に対する好意であるのだが、嫁にとっては煩わしいの一言。何しろ嫁の実家は母子家庭。家庭を守る専業主婦の感覚は一切無い。そもそもこんな両極端の二人を同じ家に住まわせるのだから衝突しないわけが無い。

それに加えて夫の家族の女達は何れも何かしらクセのある面子。特に長女が射止めた相手は売れないミュージシャンで、家庭的ではあるものの収入も社会的地位も無いと言う親とすれば残念な相手。それだけに長男に対する期待も大きくなっていく。これだけ材料が揃えば毎回何かと問題は起こるわけで・・・。

さて嫁となった都は今から見れば従順な奥さんという印象を受ける。正直言って、ここまで自分を殺して家族のことを考える人はまずいないと思う。今の時代では息子が都のような生活力もあり、家族を大切にする女性が嫁に来てくれれば御の字どころか、息子を「GJ!」と褒めてやるだろう。

因みにこのドラマで最も印象が強いのは姑の野際陽子。以降、姑役に野際陽子が起用され続けたのも頷ける。

満足度は★★★★★
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赤い霊柩車供々衣の結婚式

  • 2010.01.18 Monday
  • 01:01
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【出演】 片平なぎさ、山村紅葉、国広富之 他
【放送】 1993年(フジ)

京都を舞台に展開される山村美紗の人気シリーズ『赤い霊柩車』のドラマ化第二弾! 原作は『黒衣の結婚式』。

葬儀屋の社長を務める明子は非常に好奇心の強い性格。仕事で相手先を訪れても、死因に不審な点があると見れば仕事そっちのけで事件の匂いを嗅ぎ付けて真相を追ってしまい、先代の頃から葬儀屋に勤める秋山は頭を悩ますばかり。ある日、明子の恋人がテレビに出演する。その際に女優・井上和美からアプローチを受けていると知って明子は大激怒する。しかし翌日、和美は自宅で毒殺された姿で発見される。和美の葬儀を依頼された明子は早速事件に首を突っ込んでいくというストーリー。

事件の裏に色恋沙汰あり。今回は殺された和美には異性と派手に交際していた事から、殺害動機を持っている人間はごろごろしている。婚約者に家政婦、新しい恋人、男を和美に取られたモデル等々容疑者には困らない。その中から誰が犯人かを追っていくとあっては、明子でなくともミステリー好きには堪らない。ついつい食指が動いてしまうのも頷ける。

しかも今回は明子の恋人にまで容疑が・・・。

推理要素満載の設定がなされている山村美紗作品のドラマを見ていると、「ほらほら犯人を当ててみなさい」と画面の中から手招きされているような気がしてならない。それに乗ってしまう私も私であるが・・・。

当然ながら山村美紗作品には必ず登場するのが山村美紗の娘である山村紅葉。どのドラマの中でも中心的な役割はするわけでは無いが、脇役として必ず何らかの役割を果たしていてくれる。このドラマの場合は葬儀屋の事務員。毎回繰り返される、口煩い秋山とのコミカルなやり取りで笑わせてくれる。

満足度は★★★★★
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